前編へ
「犯人を捕らえる寸前で逃したのに、相手の姿が見えなかったとは」
まるでとんちのようですわね、とつぶやいて白井は自身の顎先に握り拳の一端を押しつけた。
通常、あり得ない話だった。だがここは二百三十万人もの能力者たちが住まう町、学園都市だ。
あり得ないことなど、あり得ない。
その代表格とも言える彼の学園第一位は、核兵器をもってしても倒せないと聞く。
さすがにそれは都市伝説のようなものだろうというのが彼女の見解であるが、
裏を取ろうにも情報統制が徹底されているためか、
いくら調べたところで事の真相は明らかにならない。
嘘かまことか、非人道的な実験が行われていたという噂もあった。
ともかく、先入観で判断するのは早計である。
「どういうことですの、お姉様。まさか、相手が透明だったとでも?」
「そういうこと」
美琴は後輩に相槌を打ちつつ短く答えると、小さく肩をすくめた。
人ごみの中でなければ、姿は見えずとも電撃によって打ち倒せただろう。
もっとも、周囲に大勢の人間がいたからこそ、その存在に気づくことができたのだが。
「いつでしたか、そんな能力者が常盤台の生徒ばかりが狙われたことがありましたわね」
「ああ、特徴的な眉毛の女の子が絡んでいたやつ?」
「ええ」
それは個人的な恨みからある少女が犯行に及んだ事件だった。
しかし、今回は対象者があらゆる学区から無作為に選ばれている。
少なくとも、現時点では女性であること以外に共通項がない状態だ。
ただ、奪われているのが下着のみということもあって、各支部ごとで対応するに留まっている。
対策本部が立ち上がるのを待っていては、それこそ根こそぎ持っていかれてしまうかもしれない。
「でも、あの時とはまた違うみたいなの」
「と言いますと」
首を傾げるツインテールの少女に、常盤台のエースはほんの一瞬躊躇する素振りをみせてから口を開いた。
「絶対とは言いきれないけど、犯人は能力じゃなく科学の力を使っているわ」
「は?」
驚きの声が上がり、沈黙が落ちる。
白井は笑い出そうとして、表情から美琴が冗談を言っているわけではないと知り、生唾を飲んだ。
「光学迷彩、ですの?」
「うん」
体表面に周囲の景色を投影することで保護色としているのか、
あるいは光そのものを捻じ曲げて不可視を実現させているのか。
専門外であるため詳しいことはわからないが、いずれにしても高度な科学技術である。
「確かに学園都市の科学技術は外よりも二、三〇年進んではいますが」
「私も最初はそう思ったわよ。でも、そう考える方が自然なのよね」
「自然?」
脳裏にツンツン頭の少年を思い浮かべながら、電撃使いの少女は無意識に後輩から目をそらした。
「そ。ちょろっと低周波を放ってみたら、反応したからさ」
上条が触れても無効化されなかったから、と説明すれば手っ取り早いのだが、
美琴にはそうすることができない理由がある。
彼女自身が彼の能力を正しく理解しているわけではないため、
詳細についてたずねられてもさあ、と答えるしかない上、
その人物名を耳にした白井が過剰な反応を示すのは疑うべくもないからだ。
「異常動作を起こした、と?」
「まあ、そんなところ」
超電磁砲の少女が適当にお茶を濁そうとしたその時、白井が眼前に現れた。
ぎょっとして目をむいたのは、後輩が空間移動によって音もなく移動したからではない。
隠そうとしている事実、すなわちあの場に偶然居合わせた幻想殺しの少年と、
共に下着泥棒の犯人を追ったことに、勘付かれたのではないかと思ったのだ。
「お姉様」
「な、なによ」
半眼で見やる後輩に、美琴はばつが悪そうに顎を引き、やや上目遣いになる。
こうなると半ば白状したも同然なのだが、竹を割ったような性情の彼女にとって、
空とぼけたり嘘をつくのは至難の業なのである。
「まさかとは思いますが、人ごみの中で電撃を放ったのではありませんわよね?
言っておきますが、超低電圧だから許されるものではありませんのよ」
「ええと、それは……あはははは」
都合よく勘違いしてくれたことに内心安堵しながら、常盤台のエースは笑ってごまかすことにした。
よく考えてみると、いくら犯人を捕まえるためとはいえむちゃなことをしたものだ。
「お姉様、笑っていないできちんとお答えくださいませ」
普段なら、白井が顔を寄せてくる時は語尾を甘ったるく伸ばしながら来るものだが、
今日の彼女は真剣そのもの、軽口でごまかすことなど許さない、とばかりに厳しい表情をみせている。
「みだりに能力を行使してはいけないとわたくしが口酸っぱく言う意味を、
ご理解いただいてますの? お姉様!」
「うん。ごめん」
「まったくお姉様は……って、え?」
しおらしくうな垂れる姿に、ツインテールの少女は続けようとしていた説教を中断させた。
そうして、美琴は目を瞬かせている後輩の言葉を肯定する。
「あんたの言うとおりよ。犯人を逃したくない一心で、つい周りの人を巻き込んでしまったわ」
「……わかりました」
言い訳することなくあっさりと認め、頭を下げる者にくどくど言う気にはなれなかったらしく、
白井は語気を緩め、眉尻をわずかに下げた。
「お姉様のことですから、慎重に電圧の調整を行ったのでしょうけれど。以後、お気をつけくださいませ」
「うん。気をつける」
熱くなると視野が狭くなるところは、直すべき短所だ。
学園第三位は他人の忠言を聞く耳と反省する心を持っている。
強大な能力は、使いどころを誤ればただの暴力でしかない。
(わかっているはずなのに、この子にそんなことを言わせるようじゃダメよね)
時には同僚に、先輩に、そして友に。白井黒子は心を鬼にして苦言を呈している。
これまで幾度も目にしてきた彼女の横顔は、硬く強張っていた。
好きな人に、耳に痛い言葉を望んで口にする者はいない。
その、憎まれ役を進んで買って出る強さは、優しい心根の表れなのだろう。
そして、たった今白井に辛い想いをさせたのは他でもない、美琴だった。
「黒子」
「はい、なんですの……って、お姉様?」
あわてふためく息遣いを感じながら、
電撃使いの少女は万感を込めて後輩を抱きしめる。
「ごめんね。それから、ありがとう」
一つになった影は、しばらくの間離れることはなかった。
「仮に、その光学迷彩が実在するとなると実用性を試そうとするはずですわね」
互いにベッドへ腰を下ろし、正面で向かい合いつつ少女たちは昼間の出来事の検証に移っていた。
「そうね」
目視を不可能にする技術の確立は噂のレベルでもまだ聞いたことはないが、
失われた最高峰のスーパーコンピューター、
樹形図の設計者を活用することで実現したのかもしれない。
軍事において大きな有用性を持つ研究ならば、秘されていたとしても不思議ではなかった。
たとえば民間で使用できる人工衛星の能力は、最先端のそれと比べて数段劣る。
宇宙からの観測によって個人を特定できるということは、暗殺も容易に行えるということだ。
国防を左右するような技術は、おいそれと流出させるわけにはいかない。
姿を隠すことができる道具もまた、テロリストはもちろん敵対国に渡れば危険極まりない存在である。
「だとすればこれは、内部の何者かが実験を兼ねたものと考えられなくもない、ですが」
「うん。それにしては騒ぎが大きくなりすぎているし、第一、ショボすぎるのよね。下着泥棒って」
もし上層部がこのような計画を立て、実行しているとすればお粗末に過ぎる。
「試作品をスキルアウトに使わせてデータを取っている、の方がまだ現実みがありますわ」
「実際、そういうことをした人がいたもんね」
眼鏡をかけた狂気の科学者を思い出して、美琴は小さく眉をしかめた。
成果を求めて暴走する手合いは物事の善悪など一顧の価値もないのだ。
「とはいえ、さすがにしばらくは行動を控えるのではないでしょうか。
あわや、捕らえられるところだったのですから。もっとも、犯人が単なる享楽主義者で、
女性の下着を愛して止まないヘンタイであればその限りではありませんが」
「そんなやつ、二回死ねって感じね」
常盤台のエースはあからさまに嫌そうに目つきを険しくして、
軽く嘆息すると共に、後方、ベッドのシーツに倒れ込みつつ瞼を下ろした。
それから、今の台詞が先日立ち読みした漫画に登場するヒロインの口癖であることをぼんやりと思い出す。
「結局、ほとんど成果は得られなかったわね」
「何を仰いますのお姉様。犯人が能力者ではないかもしれないとわかっただけでも、前進ですわ」
力強い宣言は、己に言い聞かせるためのものでもあったのか。
数秒の沈黙を経て、ぽす、という音ですぐ側に白井が腰掛けたことに気づき、
美琴は薄く片目を開いて頬をほころばせる。
そこには、揺るぎない自信に満ちた風紀委員の姿があった。
「ひとまず今は初春からの続報を待ちましょう。闇雲に追いかけても捕まる相手ではありませんわ」
「そうね」
ただ、いくら凄腕のハッカーであっても今回ばかりは手がかりを得ることは難しいはずである。
犯人へとつながる情報の絶対量が少なすぎる。雲をつかむような、と表現しても過言ではあるまい。
その一方で、電撃使いの少女は穏やかな気持ちでいられる自分を知覚していた。
それは、隣にいる後輩が生み出してくれたものだ。
(事件が片付いたら、食べたがっていたスイーツの店に誘おうかな)
喜んでくれるといいんだけど、と内心続けて美琴は口元を柔らかく弓にする。
と、ツインテールの少女が和やかな表情でこちらを見つめていることを知って、
微かに首を傾ける仕草をみせた。いわゆる、どうしたの、というジェスチャーだ。
「あの、差し出がましいようですが、お姉様、今宵の下着は残っていまして?」
「あ」
超電磁砲の少女は目を丸くして、がばっと身を起こした。
そういえば、犯人と遭遇したのは白井から下着を盗まれたと報告を受けた直後のことで、
たった今、指摘されるまですっかり失念していたのである。
「私のは全部やられた……んだよね」
「ええ。一枚残らず、すべて」
申し訳なさそうに言う後輩の姿に、美琴は困ったようにあははと苦笑した。
「どうしようか。今から、コンビニで買ってこようかな」
「寮監の巡回時間を過ぎれば、可能ですわね」
コンビニエンスストアという呼び名は大げさなものではなくなっている。
日用品はもちろんのこと、ぱっと思いつくものは大抵揃っていて、
中には家電製品まで置いてある店舗もあるほどだ。
「ですが、わざわざ買いに行く必要なんてありませんわ」
ツインテールの少女は緩く首を左右に振ると、膝を揃え、満面の笑顔で言った。
「わたくしの下着は無事でしたから、どうぞお好きなものをお使いくださいまし」
「え? でも、悪いわよ」
「いえ、どうぞ遠慮なさらず。むしろ、お姉様に使っていただければ光栄の極みですわ」
確かに今から外に出るのは億劫であるし、せっかくの好意をむげにするのも悪い気がする。
しかし、にこにこと続ける後輩の申し出をありがたく受けようと首を縦に振ろうとした次の瞬間、
美琴は思いきり頬をひきつらせた。
「そして、黒子とめくるめく官能の夜を」
邪なる異形の者と化した白井が、飛び掛ってきたからだ。
(あー、もう。私ってば何を言いだすんだか)
壁を背に、髪の毛をぐしゃぐしゃとかき回して佐天は膝の間に顔を埋めた。
頬の熱はいっかな引こうとせず、鼓動は高いままだ。
(一緒に入って、どうするつもりなのよ佐天涙子。まったく、もう)
穴があったら入りたい、とはこのことである。
だが気を紛らわそうにも静かな夜に響くのは親友が使用しているシャワーの音のみで、
そのことが余計にいけない想像へと走らせる一因となっていた。
制御不能となった頭は、壁に打ちつけでもしない限り止らないのかもしれない。
(……背中の流し合いくらいはするのかな。で、同じ湯船に浸かって……)
次々と浮かぶピンクの妄想に佐天はあわてて首を振り、悶々ともだえる。
一人そんなことを繰り返していた彼女は、
何かの拍子に白梅を模した髪留めを飛ばしてしまい、はっと顔を上げた。
ピンは弧を描いて宙を渡り、何もないはずの空間に当たってその場に落ちる。
「え?」
目の錯覚だろうか。
だが、いくら瞬きしても、髪留めはすぐそこに転がったままである。
(……?)
佐天が怖る怖る近づいて腕を伸ばすと、柔らかな感触があった。目に見えない何かが、そこにいた。
「きゃあああああああああッ!?」
考えるよりも早く、口から悲鳴が飛び出していた。
それでも、体は得たいの知れない何かを捕らえようと動く。
半ば身を投げ出すように飛んだ先、
指先を布のようなものがかすめるも、少女はつかみ損ねて床に不時着した。
辛うじて顔面をぶつけることだけは避けたものの、肘と胸部の痛みに息が詰まる。
しかし、彼女の行動は無駄ではなかった。この騒ぎにシャワーの音が止まり、
「どうかしましたか、佐天さん」
のんびりとした声と共に風呂場の扉が開くと同時、
激しい物音を伴ってパンティが廊下に散らばった。
後編へ
ver.1.00 10/5/5
ver.1.87 10/5/9
〜とある下着の強奪事件・舞台裏〜
「私を、婚后光子と知っての狼藉ですの?」
長い黒髪の少女が扇で口元を覆いながら放った問いに、答えるものはなかった。
それは相手がただの屍だからではない。部屋には、彼女の他に誰もいないのである。
では、何ゆえ空力使いの使い手は突然独りごちたのか。
元々婚后にそうした癖はなく、さりとて意識が既知の外にある向きの者になったわけでもない。
予想外の出来事に、驚きのあまり思わずこぼした言葉がそれだったのだ。
(これは……)
噂には聞いていた。何でも、数日前から留守中に下着が奪われる事件が相次いでおり、
今朝も、そのことでクラスメイトの数人がヒステリックにわめいていたのを覚えている。
他人事でいられたのは、自分が被害者に列するハメになるとは夢にも思っていなかったからだが、
同じ学区に住んでいる以上、その可能性を考慮してしかるべきだったことに、
婚后光子は遅まきながら気がついた。
(その他の物は無事、のようですわね)
室内に荒らされた形跡は残っていなかった。
実は一つ一つが非常に高価な品の、棚に飾られている人形たちにも変化はない。
ただ、洋服ダンスの下着を収めた引き出しのみが空となっていた。
(まったく。こんなことなら新調したものを履いておけばよかったですわ)
彼女はオーダーメイドの、世界でたった一つしかない下着を愛用している。
派手なデザインのものもあれば、清楚なイメージのものもあって、
気分によって選ぶことができるようになっていた。
定期的に送られてくるその下着は昨日到着したばかりで、
今朝はギリギリの時間に起床したため、つけ損ねてしまったのである。
(まあ、なくなったもののことを考えていても、仕方がありませんわね)
婚后は基本的に、所有物に頓着しない。
大事にしないという意味ではなく、金持ち特有の大らかさがあるのだ。
プライドが先行してしまい、とかく見栄を張り勝ちな彼女だが、
気遣いの心や親切心を持ち合わせていないわけではない。
お世辞にも謙虚とは言えないが、素直に己の感情を示すことが苦手な、
不器用な彼女のことをよく知る者にとっては、行動の一つ一つがほほえましく映ることだろう。
「さて、と」
広げた扇の内側で、黒髪の少女はどうしたものかと小さく眉を寄せた。
一枚残らず持って行かれてしまったため、今夜、履く分がないのである。
その時、唐突に、不敵に笑うツインテールの少女の顔が思い浮かんだ。
(こういう時は、風紀委員に連絡すべきなのでしょうけれど)
婚后は軽くため息をつくと、しばらくの間逡巡してから携帯電話を取り出した。
白井に相談するためではない。友人たちが被害にあっていないか、まずそれを確認しようと思ったのだ。
(初春さん、遅いの)
ショートカットの少女は、まだ帰らないルームメイトのことを考えていた。
子どもを助けるために、泥まみれになってしまった初春から、佐天の家に寄ると連絡は受けている。
つまり、何も心配することなどない。そのはずなのに、先ほどから胸騒ぎがしてならなかった。
(だからって、電話をするのもヘンな話なの)
首から下げたペンダントを無意識にいじりながら、春上衿衣はそっと唇を尖らせる。
いつもなら幼なじみの親友、枝先絆理(えださきばんり)とのツーショット写真が入ったこのアイテムは、
彼女を無条件に落ち着かせるのだが今日に限っては一向に気持ちが鎮まらない。
とはいえ、気になったから、という理由のみで電話をかけるのはためらわれた。
『大丈夫ですよー』という友の元気な声を一度でも聞けば、
そのまま外泊することになったとしても、今みたいに思い悩むことはないのだろう。
我が身のことよりも他人のことを優先して考え、動こうとする初春のことだ。
電話をすればきっと、早く戻ってきて欲しいという催促と捕らえるだろう。
そして、佐天と過ごす時間を邪魔するのは、本意ではない。
その辺りを上手く説明できる自信はなく、結果、携帯電話を手にすることができずにいる。
春上はへにゃ、と崩れるようにテーブルの上へと投げ出した両腕の間に顔を伏せた。
取り敢えず宿題でも片付けようと無理やり視線を鞄に向けてみるも、体は動き出そうとしない。
その理由はよくわかっている。ルームメイトのことが気になって仕方がないのだ。
(……メールくらいなら、いいよね)
内心、ぽつりとつぶやいた語に答える者はない。
少女は、ややあって携帯電話を操作し始めた。ようやく見つけた妥協点に、すがることにしたのだ。
(一枚残らず、か)
木山春生は薄っすらと汗ばんだ裸体に直接白衣を羽織った格好で、気だるげに髪をかきあげていた。
それほど数が多かったわけではないが、手持ちの下着が残らず盗まれたらしい。
らしい、というのは収めてあるべき場所にないからで、
酒に酔った勢いでゴミ捨て場に持って行ってしまった可能性もあるということだ。
部屋に帰ってきたのが久しぶりだと、本気でそんなことを考えてしまう。
(ここ数日、研究室に篭りきりだったからな。まあ、仕方がない)
不思議なのは、その他のものは一切手をつけられていないことだった。
ちなみに、その間の下着はすべてコンビニで手に入れたものを使っている。
決して、同じものを履き続けていたわけではない。
(しかし)
窓を開けると、生温かい空気がねっとりと肌に絡みついてきた。
エアコンが壊れているのはさすがに想定外で、今さら、汗に濡れた服を着る気にはなれない。
そして、今夜はとにかく暑かった。このまま出て行っても構わないだろうか、とぼんやり思う。
(……ふむ)
この数ヶ月、幾度となくその辺りで脱衣するのを制止してきた少女たちの顔を思い出して、
結局、木山はコンビニに向かうのを諦めることにした。
とある下着の盗難事件の続きです。町中から下着がなくなる一方で、
いちゃいちゃしたり犯人を追ったりと、忙しい美琴たちのお話です。
次も、なるべく早くお届けしたいと思っています。
舞台裏では初書きキャラのみで占められています。
個人的に木山先生は大好きです。上記のような格好でコンビニに行ったら大騒ぎです。
ちょっと、そんなシーンを書きたい衝動に駆られました。
それでは、再び皆さまとお会いできることを祈りながら。
→ とある魔術の禁書目録小説お品書きへ
→ その
他の二次創作SSメニューへ